iText 7とiText 5: ロードマップ、差異、アップデート

iText 5は、アプリケーションにリッチPDF機能を追加するSDKとして、世界で最も広く利用され、ドキュメンテーションが整備されているSDKとしての名声をすでに得ていますが、iText 7はさらにその水準を引き上げるものになっています。

iText 7の導入後、お客様には、新規プロジェクトではiText 7を使用し、既存のプロジェクトもiText 5からiText 7へ移行することを推奨しています。これにより、最新リリースで改善された多くの機能を利用することができます。ただし、2017年12月31日までに、iText 7への移行が難しいお客様に関しましては、iText 5ライセンスの提供を継続します。さらに、2018年末までは、iText 5のサポートとバグ修正を継続して行います。

こちらのページでは、iText 7とは何か、iText 5と比較してどんな改善点があるのか、ということについての概要をご覧いただけます。


iText 7へのアップグレードを推奨する理由

当社は常にiTextの性能向上に努めて参りました。その中で、数多い設計の選択肢によってさらなるiTextの開発が必要となりました。数年にわたって多くの変更が導入されましたが、それが意図しない不適切な形で既存のフレームワークが使用され、変換されてしまいました。このこと自体は、既存の機能に悪影響はありませんでしたが、将来的な拡張性、特にPDF 2.0への対応がより困難なものとなりました。さらに一部のAPIは完全に公開されていたため、機能を再実装する可能性が狭められました。

こうした事情を受けて、当社は2013年12月にiTextをゼロから書き直す決断をし、このため下位互換性を断念せざるを得ませんでした。土台からビルドすることで、既存のコードでは実現不可能だったパフォーマンス改善が可能になり、その結果、iTextは拡張性がかなり改善され、クライアントのコードによって設定可能となり、またプロジェクトが不可避的に集積してしまう不正書き換えを取り除くことができました。ユーザーの立場から見た主な改善点は以下のとおりです。

  • iText 5のコア・ライブラリが1つの大きなJAR/DLLであったのに対して、iText 7はモジュール式です。ユースケースに応じた数少ないモジュールだけが必要となるため、コンパイルされたアプリケーションのトータルサイズを縮小することができます。特定の機能にはアドオンが使用可能です。
  • PDFレンダリング・エンジンの均一性。
  • カスタム・レイアウト・コードを標準ライブラリに組み込むことができるRendererフレームワークを使用しました。

同じ機能性の項目

コード設計においては、もちろん古いバージョンの経験を活かしました。iText 5ではすでに多くの機能が改善されていたため、一部の動作や特性はそのまま採用しました。

  • ライセンス・モデルに変更はありません。iText 7は今までどおりAGPLソフトウェア・ライセンス下のFOSSソフトウエア(つまりオープン・ソースのPDFジェネレータ)としてリリースされます。これを希望しないユーザーには商用オプションも用意されています。
  • PDF解析とテキスト抽出はわずかなオブジェクト名変更のみで可能となりました。
  • 署名モジュールは、iText 5の実装と機能的に同じであり、また仮想的に変更されていません。
  • PDF/A機能は、iText 5同様の使い心地です。
  • 段落、リストなどのようなHTMLに似たオブジェクトを搭載したレイアウト・モジュールは、iText 5のハイレベルAPIにほぼ相当します。いくつかのクラスは名称変更されましたが、どれも前バージョンと似ているため、ベーシックなユースケースでは移行が容易なはずです。より高度なユースケースの場合は、レンダラ・フレームワークを参照してください。

プラットフォーム・バージョン

iText 7は、Java SE 7プラットフォーム上でビルドされています。以前のバージョンは数年前に販売終了しており、通常は新規プロジェクトに使用されることはありません。Java 7自体も販売終了となっていますが、いまだにJavaコミュニティでは非常に頻繁に使用されています。Java7以上のバージョンにしか使用可能でない列挙型のjava.lang.Character.UnicodeScriptを使用しているからです。同様に、iText 7の.NETバージョンでは、.NET Framework 4.0が将来の開発の妥当なベースラインと見なされています。また、.NET Frameworkと並行して、近い将来に.NET CoreおよびUWPもサポートする予定です。

サポート

2017年12月に、iText5は販売中止フェーズに入りました。この時点から2018年末までは、iText 5のサポートとバグ修正を継続して行います。2019年以降、iText5のバグ修正やアップデートは行われません。今iText5からiText 7に切り替えると、当社のサポートシステムおよびバグ修正に継続してアクセスすることができます。

iText 7へのアップグレードを推奨する理由

iText 7に切り替えると、以下のメリットがあります。

  • より良い継続的なサポートとバグ修正
  • 最新の文書化ワークフロー
  • 文書化ワークフローのモジュール式で、拡張可能なハンドリング
  • より実用的なアドオン
  • パフォーマンスが55%向上
  • 暗号化、ハッシュ、デジタル署名
  • Unicode

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